こんにちは!北区の支援センターをすべて制覇した「きたっこママ」です。
毎日、お子さんと二人きりで過ごす自宅保育に少し疲れを感じていませんか?
また、「集団生活の経験がないまま、いきなり保育園や幼稚園に入るのは不安…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな方にぴったりなのが、全国で始まった 「こども誰でも通園制度」 です!
「こども誰でも通園制度」の仕組みと利用方法
実際に制度を利用した保護者の体験談
などを、私の体験を交えながら詳しく解説しています。
そんな疑問にもお答えしますよ!
この記事が少しでも安心と役立つ情報をお届けできればと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
はじめに:こども誰でも通園制度とは?
さいたま市が実施している「こども誰でも通園制度」は、保育所に通っていない0歳から満3歳未満の子どもを対象に、月10時間まで利用できる制度です。
就労要件が不要で、誰でも利用できるため、2023年度からのモデル事業として注目されています。
さいたま市内でもいくつかの保育園がこの制度に参加しており、未就園児に貴重な保育の機会を提供しています。
保育所等における実施施設:
所在区 | 施設名 | 住所 | 連絡先 | 利用年齢 | 利用時間 | 利用曜日 |
---|---|---|---|---|---|---|
西区 | おうぎの森保育園 | 高木598 | 048-625-7272 | 1歳~満3歳未満 | 9:00~13:00 | 水・木・金 |
西区 | あおぞら西保育園 | 宮前町695-2 | 048-783-3755 | 0歳6か月~1歳未満 | 9:00~11:00 | 月~木 |
北区 | ねいろ保育園 | 宮原1-302-4 | 048-662-9840 | 0歳6か月~満3歳未満 | 8:30~12:30、9:00~13:00 | 月~金 |
北区 | こんばの森保育園 | 今羽町650-3 | 048-782-7156 | 2歳~満3歳未満 | 10:00~15:00 | 月 |
大宮区 | あおぞらウィンクルム保育園 | 桜木町1-185-2 | 048-782-8716 | 1歳~満3歳未満 | 9:00~11:00、15:00~17:00 | 火・水・木 |
大宮区 | 桜花保育園 | 桜木町4-554-1 | 048-782-8286 | 0歳6か月~満2歳未満 | 9:00~11:00 | 月~木 |
見沼区 | 島こどものしろ保育園 | 島町552-1 | 048-812-8915 | 0歳6か月~満3歳未満 | 9:00~16:00のうち6時間以内 | 火・水 |
中央区 | つながりほいくえん | 鈴谷2-623-1 | 048-816-3884 | 0歳6か月~満3歳未満 | 9:00~11:00、13:00~15:00、15:00~17:00 | 月~金 |
桜区 | 聖徳保育園 | 新開2-17-13 | 080-9460-5805 | 0歳6か月~満3歳未満 | 9:00~12:00、12:00~15:00 | 月・木 |
浦和区 | 彩の調保育園浦和高砂 | 高砂2-10-1 | 048-767-7916 | 0歳6か月~満3歳未満 | 9:00~17:00 | 月~金 |
南区 | 彩の調保育園南浦和 宙 | 南浦和3-15-10 | 048-767-8116 | 0歳6か月~満3歳未満 | 9:00~17:00 | 月~金 |
緑区 | 美園にじのこ保育園 | 下野田450 | 048-799-3535 | 0歳6か月~満3歳未満 | 9:00~11:00、15:00~17:00 | 月~金 |
岩槻区 | 東武保育園 | 飯塚624 | 048-798-5632 | 0歳6か月~満3歳未満 | 9:00~11:00、13:00~15:00、15:00~17:00 | 月・水・金 |
岩槻区 | 東武第二保育園 | 府内2-27-48 | 048-798-4450 | 0歳6か月~満3歳未満 | 9:00~11:00、13:00~15:00、15:00~17:00 | 火・木 |
詳細は、さいたま市公式ウェブサイトの「保育所等におけるこども誰でも通園制度試行的事業」ページをご覧ください。さいたま市公式サイト
北区には、「こんばの森保育園」もありますが、0歳児が通えるのは「ねいろ保育園」のみです。
また、西区にある「おうぎの森保育園」にも訪れたことがありますが、住んでいる場所からだと車の送迎になるので、やはり通園の負担も考え「ねいろ保育園」を選びました。
この制度の特徴と現場の声
子ども誰でも通園制度の特徴
- 社会性や集団生活の経験を積む機会として、小さな子どもを自宅保育している家庭に大きな助けになります。
- 保育の場をより広く開放し、さまざまな家庭のニーズに応える制度として、さいたま市内での導入が進んでいます。
ただし、保育士不足や人員配置の問題も指摘されており、今後の改善が求められています。
他の支援センターの先生に「ねいろ保育園の誰でも通園制度を利用する」と話したところ、「小規模保育園は大人が少ないことも話題になっているのに大丈夫かしら…」と少し心配されました。
制度利用に向けての登録の流れ
- 制度を利用するには登録と説明会への参加が必要
- 早めの登録がおすすめで、候補日を考えて予定を確保しておくことが大切です
若干心配になりながらも、電話で説明会の予約をとりました。
次は実際の説明会の体験レポートです!
さいたま市の『こども誰でも通園制度』を登録!ねいろ保育園での説明会体験レポート
服装はスーツではなく、いつも通りのTシャツと黒のズボンスタイルでリラックスして行けるのがありがたかったです。
説明会は10時から10時半までで、園内の賑やかな雰囲気が印象的でした。
自転車を園の前にある駐輪場に停め、入口の古いインターホンを鳴らすと、優しい園長先生が笑顔で迎えてくれました。
園内に入ると、子どもたちの人数に対して保育士さんが多くて、手厚いサポート体制が整っている印象を受けました。
若い保育士さんが2人、ベテランの保育士さんが2人、調理員さんが1人常駐していて、保育士さんたちは私服でエプロンをつけていませんでした。
説明の内容
- 子どもが現在1歳1か月なので、0歳児クラスに入ることに。実際の活動は全員同じ部屋で行われます。
- 最初の通園時間は9:30~11:30で、1回目は親子で、以降は子どもだけで2時間の通園。
- 持ち物は、おむつや着替え程度で準備が簡単。
市の募集要項には「8:30-11:30」または「9:30-12:30」から選べ、給食もあると書かれていましたが、0歳児クラスでは給食がないことに驚きました。
説明会で感じたメリットとデメリット
メリット
- 手続きが簡単で、1時間あたり300円というリーズナブルな料金
- 駐車場が2台分あり、車でのアクセスも安心。加茂宮駅の隣でアクセスが良い。
- 保育士さんたちが気さくで、笑顔で挨拶してくれる
デメリット
- 古いインターホンや高架下にあるため、少し暗い印象
- 次回の登園予定はメールのみで、園長先生が手書きで管理しているため、アナログな部分が気になりました
実際の通園体験:親子での1時間
登園当日の準備と持ち物
通園初日は、持ち物の準備も手探り状態。指示された持ち物は以下の通りです。
これらをエコバッグに入れて準備しましたが、バッグの種類に指定はなく、リュックやトートバッグでも問題ないようです。
園内での過ごし方
園内は穏やかで、子どもたちの元気な笑い声が聞こえてきました。
靴を脱いで園内に入ると、まず手洗いを促され、衛生管理がしっかりしている印象です。
その後、「朝の会」が始まる時間になったので親子一緒に参加しました。
- 保育室には大きな机が3つあり、そこに4人ずつ子どもたちが小さな椅子に座っています。
- 先生1人が前で絵本を読み聞かせ、進行役の先生、ピアノを弾く先生、補助の先生など6人の保育士さんがサポートしていました。
9:40からは「挨拶の歌」が始まり、一人ずつ名前を呼ばれて元気に返事。
「シンデレラのスープ」という歌が人気で、みんなで楽しく歌いました。
9:45にはおやつの時間となり、牛乳とハッピーターンが1枚ずつ配られ、特別に私たち親子もおやつをいただきました。
親子で感じた安心感と園のサポート
10:00になると、子どもたちは靴下を履き、帽子をかぶって外遊びの準備。
この日は近くの「宮原1丁目公園」に行く予定でしたが、残りの時間を考えて、私は子どもと園内に残ることにしました。
園の先生は気さくで、気軽に話しかけてくれるのが安心できるポイントの一つです。
しかし不安を感じる点も・・・
- 保育士同士の情報共有がスムーズにいっていない印象があり、次回子どもだけで登園させることに少し不安が残る部分もありました。
- パートの先生が多く、サポート体制の改善が必要だと感じるところも。
また、さいたま市ではLINEなどで「こども誰でも通園制度」の利用を促す情報が多く届きますが、現場の受け入れ態勢がまだ整っていない印象です。
この制度をより広めるためには、利用する側だけでなく保育する側にも利点があるよう改善が必要だと感じます。
次は子どもだけでの通園体験も詳しくレポートします。
子どもだけ通園体験レポ:ねいろ保育園での2時間
前回は親子一緒の1時間通園であっという間でしたが、
今回は「子どもだけの2時間通園」
園に到着すると、「給食も一緒に食べますか?」と言われ、驚きつつも楽しみに。
もともと園長先生から「0歳児は給食なし」と聞いていたのですが、追加で250円を払い、合計850円で給食体験もお願いすることにしました。
9:30 登園&お別れのとき
インターホンを鳴らすと先生が笑顔で出迎えてくれ、持ち物を確認されました。預ける時、やはり少し泣いてしまった子どもに心が痛みつつ、11時25分の迎えまで待つことに。
11:20 お迎えに行くと…
迎えに行くと、子どもは教室の角のゲート内で一人で給食を食べ始めているところでした。
他の子はお散歩から戻り、教室の真ん中で食事準備中でしたが、先生から「中に入ってご飯の介助をしてください」と言われ、手伝うことに。
給食はシンプルな内容で美味しそうでした。
また他の在園児たちは食べるタイミングがバラバラで、全員で「いただきます」をするスタイルではなかったようです。
おむつ替えの様子
途中で子どもがうんちをした様子だったので、先生に伝えるとトイレの床にレジャーシートを敷いておむつ替えを案内されました。
おむつ替えベッドがなく、さらに確認すると、おしっこをしていたのに替えられていない様子も少し気になりました。
「そろそろお帰りください」のタイミング
11時30分過ぎ、2歳児たちが公園から戻ってきました。
すると先生から「もう時間を過ぎているのでお帰りください」と促され、途中だった給食も残したまま下げられてしまいました。
「次回はどうしましょうか?」と言われて戸惑い
帰り際に次回の通園予定を確認すると、先生が少し顔を曇らせ、「今日ずっと泣いていたので、時間を短くするか、いったんお休みしてみては?」と提案されて少し戸惑いました。
「慣れるまで泣いたり時間がかかるのが当然では?」と思っていたのですが、そう言われると「まだうちの子には早かったのかも…」と感じてしまいます。
感想まとめ
- 子どもだけの通園を始めたものの、先生たちがウェルカムムードでないのが正直な印象でした。
- 「給食の介助は親がする」「途中で給食を下げられる」など、事前に聞いていなかった点も多く、少し不信感が残る結果に。
正直な気持ち
他の保育園で試してみたい気もするけれど、今の登録を解除して新しい施設に登録し直す必要があるのも面倒に感じます。